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のあ261 遣唐使展

お城は買ってもらえませぬが、のってみました、大理石。んまあ、ごーじゃす!シロリン、ひんやりしてる?
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大理石は夏場のパイ生地つくりにも最適です。(白い毛、入ります)






上野の国立博物館に行ってきました。本来月曜日は休館ですが、朝日新聞アスパラクラブで応募したら「特別招待デー」に当選したのです。
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8世紀前半に唐に渡り、長安で唐王朝につかえ、将来を嘱望されながら若くして現地で亡くなった井真成(セイシンセイ・いのまさなり)その墓誌と、唐の美術品が公開されています。

のあ261 遣唐使展_b0061261_18462231.jpg                          唐三彩の馬です。ほかに遣唐使船の模型(手漕ぎ、ガレー船みたい)や、和同開珎、改元通宝などの貨幣、金製の龍、壺、杯、香炉などなど。



夏休み中ということもあって、別室の展示で「うつす・まなぶ・つたえる」というのをやっていて、そっちものぞきました。レプリカがいっぱい!いきなり百済観音。国宝級の仏像や絵巻物が気楽に見られて楽しかったです。そして圧巻は…「玉虫の厨子」

昭和35年に作られたレプリカですが、法隆寺で見たときは黒くすすけていたものが彩色されていて、おお!金属の透かし彫りの下に玉虫の羽がびっしり敷きこんであるのですよ!
昆虫学会が協力、中高生にも応援を頼んで集めた5348匹分の(1万匹以上集めたらしいです)羽が使われているのです。思いがけないとこで思いがけないものを見ることができました。
小学校の時国語の教科書で玉虫厨子の物語を読み、どんなにきれいかと想像して、中学の修学旅行で実物を見たときははっきり言って落胆しました。羽が残ってるわけもないんだけど。
ン十年たってのリベンジというわけですね。
私がスレたのか、大人になったのか、感想はといえば「ちょっと気持ち悪い…」

ともあれ、帰国を望んではたせなかった若い遣唐使、井真成。千数百年の時を越えてその墓誌が帰国を果たすというのも なかなかのロマンではあります。

by pleiad-subaru | 2005-08-01 19:12 | いろいろ☆