こちらは見張り台アク・シェイフ・ボボから見たヒヴァの全景。。前の日の夕方です。
どう見ても目立ってるてっぺんのない塔はカルタ・ミナル。この街のシンボルです。
一夜明けてこの日は一日ヒヴァの観光です。
これがヒヴァの市街図、まわりをぐるっと城壁が囲んでいます。この囲まれた部分をイチャン・カラといいます。イチャン・カラに入るためにはこのオタ・ダルヴァザ門(父の門)をくぐります。
門を入ってすぐ目につく これがカルタ・ミナル
カルタは”短い”という意味。ミナルは”塔”です。ヒヴァに住んでいたムハンマド・アミン・ハーンは中央アジアで最も高い塔を建て、400km離れたブハラの街を見張るつもりでした。ところが工事の途中でブハラのハーンに気づかれ、塔を作っていた職人たちがブハラのハーンに買収されて工事が中断してしまいました。
カルタ・ミナルが付属するムハンマド・アミン・ハーン・マドラサ。
マドラサとは神学校のことです。(このあといやというほど出てきます)門を入ると中庭があり、それを囲んで2階建て125の部屋があり、最盛期には260名の学生がいました。その後ロシアの宗教敵視政策により廃校、ホテルとして生まれ変わりました。
この日のお昼ごはん。ウズベキスタン餃子。過去ソ連に組み入れられていた関係でロシア料理も食べられています。これはロシア餃子、ペリメニに似てます。中身は卵、肉、そしてカボチャ、美味しいです。小皿のヨーグルトをつけていただきます。
ジュマ・モスク。中央アジアで最も古く”金曜日の寺院”として有名なモスク。1788~89年建設と言われていますが、それよりずっと古い柱が何本も使われています。10~11世紀にホラズムの都から運ばれてきたものが4本。柱は全部で212本もあるそうです。
トシュ・ハウリ宮殿。中庭の丸い台は来客用のユルタ(テント)を建てる土台です。
宮殿の中でも神学校の中でも、こうやってお土産物を売っています。ヒヴァの名産は毛糸編み製品。手袋や足カバーなどこの値段で大丈夫?というくらい安いです。タフなおねえさんたちが銀の編み棒で製品を編みつつ待ち構えていて、私たち観光客が通ろうものならいつまでもつきまとってきます。お人形の手前にあるのはザクロの刺繍のポーチですね。
この日の夕食はヒヴァ王朝の夏の宮殿「トザボーグ・パレス」で。
出発前にもらったパンフレットでは、食事は期待するな、胃薬は必ず持って来いとあったので覚悟していたのですけど、全行程通してお食事は結構美味しかったです。いい意味で裏切られました。
この夜はこれから22:10発の飛行機でウルゲンチからブハラまで40分飛びます。
ホテル・グランド・ブハラに2連泊して、「チンギスハンの伝説が残る古都」を観光します。