のあ507 核医学

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縦長だなあ。
Kazuがタンポポがすごいよって送ってくれた写真です。
これでもか!って咲いてますね。う~ん見事見事(^^)


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実はこの2週間余り、どきどきの日々を送っていました。


先週金曜日、PET(ペット)と呼ばれる検査を受けました。「核医学」っていうんですよ。「核」怖そうでしょ?
「PET」とは「陽電子放射断層撮影」という意味で、ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(Positron Emission Tomography)の略です。
詳しいことは上の水色の部分をクリックしていただければ飛びますが…坂本先生に言わせれば「身体の中に放射性物質を入れてやってCTを撮ると、普通は白黒でしか見えないものが腫瘍の部分が光って見える」という検査です。
がん細胞は糖代謝がはげしいので、放射性物質がそこへたまって光って見えるのだそうです。
なぜその検査を私がしなければならなかったかというと…腫瘍マーカーの値がよくなかったからなのです。
詳しいことは…以下略。血液の中のある物質の増減によってがんの有無がある程度予測できるんですね。
私の場合、CA-125という物質が普通より多い。手術、そのあとの抗がん剤治療で平常値に戻ってしかるべきなのに戻らない、どころか先月はその前より少し増えたのです。
腹水がたまっているので値が高いのかも…とのことだったのですが、手術をしてかれこれ5か月、いい加減おさまってもいいはずだというので、もしやヘンなものがあるといけないと検査をすることになったのです。
抗がん剤治療が6クール終わればどちらにしろ確認のためにPETをする予定だったのを 前倒しした感じです。


ちょい待って!?なんかって何?抗がん剤治療してるわけだからそれって子宮体がんではない他のがんってことですか?乳がんとか??
違うそうです。体がんがリンパ節に転移してるとか、別の場所で大きく成長してるとかなんだって。
え?え?それじゃなに?今まで4回やってきた抗がん剤が効いてないってこと?無駄だったってこと?
5か月の時間とン十万円のお金と、何よりこの私のぼろぼろになった身体と、毛のない頭は全部無駄?!
ひ、ひどすぎ(泣)
(…結局さいわい無駄ではなかった(たぶん)のですけど…)


当日は朝7時までに食事をすませて、あとは絶食。水はとってもいいけど糖分の含まれたものはだめ。飴もガムも禁止です。
2時半に地下1階の核医学受付に行きました。スリッパに履き替え(NO.13を選んだ悪趣味な私)、ロッカーで腕時計や指輪をはずし、ウィッグをとって帽子に替え、金具のついてない服だったので検査衣には着替えず中に入りました。
中で静脈注射、18F(フッ素18)っていう放射性物質を入れます。70分で自然に消滅するらしいです。
まんべんなく身体に行きわたらせるために暗い部屋で1時間休みます。歯医者さんの椅子のようにがーっと倒れる椅子、タオルケットも用意してあります。運動するとそこへ18Fが集まっちゃうらしい。
1時間たったらいよいよ撮影、タオルケットで巻かれ、バシンバシンとベルトでとめられ、もう1枚タオルケットかけられ…ツタンカーメンになったような気分でした。約25分、MRIみたいにガンガン音もしないし時折ずずっと動くだけで無事終わりました。


この日は手術があったのに、坂本先生緊急外来ということで時間をとってくれました。
血液検査では白血球好中球数は1330まで戻っていました。
PETの結果は出ていなかったので次の週に外来の予約を入れました。
結果によっては診療方針をがらりと変えないといけないかもしれないので、KKを連れてくるように言われました。
…その外来が今日だったの。


もうどきどきで、結果知るのが怖くて、待っている間もすっごく嫌だったのですが…1時間15分遅れ(これが普通)で診察室の中へ呼ばれました。首から提げてるPHSがブブブと鳴るのです。
結局ヘンなものは写っていませんでした。私の身体で光ってる場所はありませんでした。
光ってる所があるとそこに矢印がついて、プリントアウトしたものをくれるのです。くれないでよかった。欲しくないもの(^_^;)
転移、リンパの腫れは見られませんでした。
でもまるきり白というわけじゃない、やはり腹水がたまっているそうです。それは前から言われているのですが、手術からもうかなりたっていることを考えると、とうに吸収されてしかるべきだということで、もしや見えないくらいのがん細胞が腹水を作り出していることもあるかもしれないので、これからも月イチくらいで検査をして経過観察が必要だとのこと。
でもまあ、最悪の事を考えれば上々の結果でした。
ただもうひとつ問題が…腎機能が戻らないんです。


抗がん剤シスプラチンでやられた私の腎臓、以前はそれでも次の入院までには回復してきてたのですが 今回はなかなか正常値に戻ってこない。
上限0.8下限0.4のクレアチニンが、抗がん剤治療3週間後の今日は1.52。12日目に循環器科でかかっている近所の病院で検査した時は2.68が出て、中村勝太郎先生にあきれられてしまいました。
これが戻らないことには今迄と同じ薬では治療が続けられません。
今やっているのは通称DP、タキソテール+シスプラチンですが、腎機能にはあまり影響しないタキソール+カルボプラチンに変わるかもしれません。


有明病院にはキャンサーボードといって症例を医師全員で検討する場があり、婦人科のそれが明日あるそうなのです。私の症例をそこにかけてPETの結果も見てもらい、どういう治療法が一番いいのか、抗がん剤を替えてあと2回を終えるのがいいのか、話し合うそうです。
来週水曜日、もう1度外来の予約をとりました。キャンサーボードの結果を聞き、血液検査をもう一度やって腎機能が回復してきているかを確かめます。


本当に先が見えてるんだか見えてないんだか、よくわかりませんがどちらにしろ前へ進むしか道はないようです。残り2回の抗がん剤をやらない選択肢もありますが、坂本先生は薬を替えて残りをやるのがベストだと思ってるみたいだし。
軽く無罪放免にはなかなかならないものですね。
だけどだけど入院するたび思いますが患者さんみんなすっごく頑張っているんです。
私なんてまだまだ恵まれている方、文句言ってたら罰が当たります。こんなこと言えるのもPETの結果が思ったより良かったからなんでしょうが…


まままま、がんばります。

by pleiad-subaru | 2013-04-17 21:50 | 子宮体がん