のあ365 老婦人の夏 ゼレナ・ホラ♪

晩秋の暖かな天気のいい日のことを日本では“小春日和”といいますが…アメリカでは“インディアン・サマー”と呼ぶそうです。そしてドイツ圏では“老婦人の夏(der Altweibersommer)”と呼ぶとか。
実はこの時期、蜘蛛が糸にのって飛んで行くのです。その白い糸を老婦人の白髪にたとえてこう言うのですって。この日バスを降りて見学場所に向かう途中、何本もの白い糸が飛んでいたのでした。

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ゼレナ・ホラ(緑の山の意)にある聖ヤン・ネポムツキー巡礼聖堂です。

ヤン・ネポムツキーはチェコでは人気の聖人です。
ヴァーツラフ4世が王妃の懺悔の内容を教えろと迫ったのに対して断固として拒んだため、彼は王の怒りに触れて、プラハのカレル橋からヴルダヴァの流れに放り込まれて殺されました。(プラハでその場所を通ります)
彼の死から300年以上もたった1719年のこと、プラハの聖ヴィート聖堂にあった彼のお墓を開けたところ 白骨化した遺体の中に舌の部分だけが残っていました。この奇跡を記念して巡礼聖堂を建てようとする動きが広まりました。完成したのは1769年のことです。

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ヤン・ネポムツキーが川に投げ込まれた時5つの星が現れたといわれ、彼には5つの星がお約束になっています。
空中写真でしかわかりませんが、実はこの聖堂は5角形の回廊で囲まれています。中央の聖堂も5角形。回廊で結ばれた小さい聖堂もすべて5角形なのです。
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回廊を中から見ています。5角形の一部がわかりますよね。

聖堂の天井にはりついているメンタイコみたいな赤いものはヤン・ネポムツキーの舌をあらわしています(^_^;)
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聖堂の中。ステンドグラスがきれいです。ああ、説教壇の上の方にもメンタイコが…(^_^;)
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祭壇です。天球儀の上で黄金の十字架を抱えているのがヤン・ネポムツキー。大天使たちが彼を天国へ運ぼうとしています。頭上からは荘厳な光が降り注いでいます。彼の足もとにはもちろん5つの星が。
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プラハの聖ヴィート聖堂には次に行くクトナ・ホラで産出した銀を2tも使って作られたヤン・ネポムツキーのお墓があります。銀の量に圧倒されます。(細工もすごいけど!)

次は世界遺産の銀山クトナ・ホラ。ぶるぶる、人骨だらけの地下教会にも行きますよ~。

by pleiad-subaru | 2011-12-09 20:08 | 2011 チェコ旅行♪