のあ686 Morgenrote

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      オレンジの猫が旅立った
      雨上がりの凍える朝に

      裸の猫だから陽だまりでも震えていた
      それでもか細い声で 律儀に返事をした

      今度生まれてくるときは
      豪奢な毛皮をまとっておいで

      東の空を薔薇色に染めた朝焼けは
      ひとりゆく君への空からのはなむけだったかもしれない



      なにもしなかった私には
      涙を流す資格はない

by pleiad-subaru | 2007-02-20 06:58 | にゃごの話