のあ498 六義園
さて、六義園です。柳沢吉保の邸だ。はい、五代将軍、犬公方綱吉の御側用人ですね~。
綱吉のママは桂昌院、もとをただせば八百屋の娘です。この出自を恥じた息子が朝廷に多額の寄付をして、見返りに従一位という破格の位を母親にもらおうとくわだて、それが上手くいって朝廷から勅使が到着、引見の儀式を行おうとした時、刃傷沙汰をおこしたのが浅野内匠守です。そりゃ、怒るわな。マザコン将軍、ママに喜んでもらえるとおもったのにケチがついたわけですからね。
ちなみに綱吉、身長が124cmしかなかったそうです。将軍が死ぬと身長と同じ長さの位牌を三河の大樹寺におさめるんで、それを計測してわかったんですね。ホルモン系の内分泌異常らしいです。(新潮新書『徳川将軍家十五代のカルテ』から) 閑話休題。
六義園は駒込から歩いて7分。本郷通りに面しています。これは庭に入る内庭大門。
ここをくぐると…
わっ!枝垂れ桜、大きいっ(@_@)
六義園の名は古今集の序で、和歌の形が六体あるということに由来してるとのことです。全然知らんかった。
池のまん中の島には妹山、背山というふたつの築山が。
いやあ、びっくり。六義園の名前だけは知っていましたが、都会の真ん中こんなに閑静な庭園だとは知りませんでした。空気までが濃い感じ。コゲラも発見。鳥たちのさえずりもこころなしか元気がいいようです。
枝垂れ桜の花も見たいし、キンクロハジロやオシドリが来るということだし、季節が変わったらまた訪れたいと思わせる『和歌の庭』六義園でした♪
by pleiad-subaru | 2006-05-12 21:22 | いろいろ☆