のあ603 (のあーる14) モン・サン・ミッシェル♪

さて あらためてモン・サン・ミッシェルです。英語だとセイント・マイケルね。大天使ミカエルのことです。
「笑うミカエル」なんちって♪

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8世紀の初め、アヴランシュの司教だった聖オベールは夢の中で大天使ミカエルのお告げを聞きました。
「この地に修道院を建てよ」と。
なんだ夢かとほっておいた彼は、3度目にごちーんと頭をミカエル様にやられたらしいです。
あわてて建設にとりかかったんだとか。
海に浮かぶ岩山に難工事の末建てられた修道院は聖地となり、多くの巡礼者がここを訪れたそうです。
百年戦争中はイギリス海峡に浮かぶ要塞となりました。
フランス革命の時破壊と略奪にあい、修道会は解散。
その後長く牢獄として使われ、19世紀に入り中世芸術を再評価する動きとともに修復が始まりました。
1986年には修道士たちも戻ってきました。



これは修道院の塔のてっぺんに掲げられている 黄金の聖ミカエルの像。
1987年、彫刻家エマニュエル・フレミエによって作られました。

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モン・サン・ミッシェルはノルマンディー、サン・マロ湾に浮かぶ周囲900m、高さ80mの小島…というより、岩山です。
陸地からバスの通る1本の途が伸びていますが、この道が人工堤防になって潮の満ち引きの邪魔をしたので湾内砂が堆積し、昔とはだいぶ景色が変わってしまいました。
そこで2006年から再生プロジェクトが始まり、ちょうど今年、私たちが帰ったあと、新しい新堤防道路が完成しました。
この通路の下は海水が自由に循環できるので、やがて水に囲まれてそびえる本来の姿を取り戻すことと思います。



島に入ると一本道、グランド・クリュをたどります。
狭い道の両側はホテル、レストラン、おみやげやさんがぎっしりと立ち並んでいます。

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一本道はやがて修道院にたどり着きます。
これはその入り口の大階段。

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なにしろ島全体が岩山なので、ところどころにこうやって岩の一部が飛び出しているのです。

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上から見下ろした堤防道路。
Sの字にカーブしているのがこの時使われていた道路、途中まで直線で来ているのが新しい道路(っていうか、橋)です。
7月の22日に開通しました。

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修道院は3重構造になっています。
水平移動は得意だけど病気以来垂直移動が苦手になった私、石の階段が恐怖だったのですが、
エズやマルセイユに比べたらどうってことありませんでしたよ(^^)
ここは西のテラス、眼下に海が開けています。

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修道院付属教会です。
標高80mの岩山の頂上に建っています。
11世紀の成立、内陣は15世紀にフランボワイヤン・ゴシック様式(なんのこっちゃ??)で再建されています。

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北面の三階建て二層からなる部分は、その美しさから「ラ・メルヴェイユ(驚異)」と呼ばれています。
その最上階の回廊。修道士たちの祈りと瞑想の場です。

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「騎士の間」修道士たちの執務室として使われていました。
数多くの柱が上階を支えています。

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納骨堂にある「大車輪」
修道院が牢獄だった時に、食物をこれで上階にあげていました。

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見渡す限りの砂原です。これが全部海になる。
ここを歩くツアーがあります。
ガイド付きで最短3時間、ここモン・サン・ミッシェルの潮の満ち引きは“馬の足並み”といわれるほど速く、
気が付いた時は水に巻かれて、命を落とした巡礼は数知れなかったそうです。
その為に鉄道ダイヤみたいに、日付による干満の時間表があったとか。今もあるのかしら??
その表のページをすり替えて、溺れ死にさせようとするトリックのミステリを 昔読んだ覚えがあります。

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このあと解散、自由時間になったので城壁をぐるっとまわって降りました。



この日の晩御飯、モン・サン・ミッシェル名物「オムレツ」

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プラールおばさんが考案したというこのオムレツ、泡立て卵を焼いた皮みたいなもの、中はふわふわというか泡ばかりというか…まあね、名物にうまいものなしといいますからね(^_^;)



この日はモン・サン・ミッシェル近くのホテルでした。
夜の10時から夜景を撮りにでたのですが、なかなか暗くならなくて帰りが12時過ぎたのは前々回にUpした通りです。



朝散歩にでたら、物凄い勢いで川の方まで潮が満ちてくるところでした。
ごうごうと音を立てて。

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この勢いで潮に追ってこられたら恐怖だわ。



青空に雲が浮かんでいました(^^)
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by pleiad-subaru | 2014-11-13 20:27 | 2014 フランス旅行♪